日本語ってほんとに難しい。
母国語なのに、そう思います。
難しいけど、美しい。
そう思うことも、しばしば。
文化の違いによって、感じ方も異なります。
テレビで見て、なるほどと思ったこと
先日テレビで「コンビニで働く外国人が思う、難しい日本語とは」というトピックスがありました。
1位に紹介されていた言葉は
「結構です」
でした。
例えば、
「お箸は必要でしょうか?」
と質問した時に
「結構です」
と返事をされると、どちらかわかりにくい、とのこと。
日本人であれば「いらない」という意味であることは、すぐにわかりますが、確かに外国人の方にとっては難しいだろうなぁと。
この番組を見て、次から外国人の方がレジをしている場面に出くわした時には、「いる」「いらない」がはっきりとわかる言い方で伝えようと思いました。
思い出した英語の教科書
この番組を見て、自身の中学生時代の英語の教科書を思い出しました。
なんとなくの内容ですが、、、
外国人がお腹が痛くて病院に行った際にお医者さんに「ご飯は食べてもいいですか?」と質問をしました。
お医者さんは「結構です」と答えたので、「ダメ」という意味で解釈した外国人はご飯を食べなかったと。
この話を聞いた日本人が「Kekko-desu means “Yes” in that’s case」
と外国人に教えてあげた、という感じです。
当時、中学生ながらに、「結構です」という言葉は、「はい」なのか「いいえ」なのか、わかりにくい、と。
その場での判断が必要なのだと思ったんですよね。
余談ですが、この時の英語の先生が、日本語はややこしいという例で
「私は最中(もなか)を食べている最中(さいちゅう)です」
と黒板に書いて説明してくれました。
こんな日本語はあまり使いませんが、ややこしいはややこしい笑
はっきりと言わない文化
何かを断らなければいけない時、言い方にとても気を遣います。
「せっかくですがご遠慮しておきます」
「お気持ちだけちょうだいいたします」
「今回は見送らせていただきます」
日本人の優しい気遣いが出ています。
ただ、これを外国人の方が理解するのは本当に難しいですよね。
“Yes”なのか”No”なのか、はっきり言ってくれ!と思われてもしょうがない。
だから、外交などでイライラさせてしまう場面もあるのかも。(今はそうではないことを願っています)
言葉は変化していくもの
これまでのキチンとしていた日本でも、言葉は変わっていっています。
私自身、アラフィフですが、親世代が使っていない言葉を使っている自覚はあります。
この先は今より少しユルッとしていきそうな時代において、どれだけ言葉が変化していくのでしょうか。
私は、美しい言葉たちが大好きです。
本を読んでいても、この表現はきれいだな、とか、こんな素敵な言葉があったのか、とか。
未だに発見があります。
この先の若者世代の批判をするのではなく、変に媚びるのでもなく、変わっていく言葉を見守っていければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。
●ランキング参加中!応援いただけると励みになります